三木ブログ

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美少女ゲームや最近興味のあることをダラダラ書いていくブログ

『閃鋼のクラリアス』 感想

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 TEAM BALDRHEADの最新作『閃鋼のクラリアス』

 大体1周あたり15時間程でクリアでき、周回前提な感じのゲームなのかしらといった雰囲気。

 体験版時点でも感じてましたが、終始ストーリーは淡白に進み、特に盛り上がりを見せることもなく、章ごとに現れる敵キャラクターを淡々と倒していく。

 ヒロインの個別√は存在せず、好感度を上げて変化するのはちょっとした幕間の話程度。

 ちょっとこの辺りが個人的には残念で、ヒロインの√ごとに話の展開やラスボスが違ったりしたら嬉しかったなと。

 

  振り返ってみると、主人公たちは基本的に事件に巻き込まれることが多く、ヒロインたちの明確な目的が見えないまま、話が進んでいったのが淡々と見えた原因かもしれないですね。

 もうちょいヒロイン達の葛藤だったり、敵キャラとの因縁だったりが見えたら、より感情移入ができたのかもしれません。

 

 また、あえて伏線を回収していかないスタイルから想像するに、恐らく次回作ありきで作られており、そこらも消化不良の一因かなと。

 オチも弱く、「元の世界に戻ってきたけど、やっぱり異世界の方が良いから戻るぜ」というもの。

 元の世界の唯一の心残りであった妹を連れ、異世界に戻りヒロインとくっついて終了します。

 クレジットが流れている中、たくさん残った伏線を思い返し、この後どんでん返しが来るか?『ソーサレス*アライヴ!』的な展開が来るか?と身構えていたのですが、残念なことに肩透かし。

 せめて異世界転移の理由位は知りたかったなあと、少し寂しい気持ちになりました。

 

 とまあ、気になる所をいくつか挙げたものの、それでも久しぶりにTEAM BALDRHEADのゲームが遊べて楽しかったと思う。

 エロゲでコントローラーを握ることなんてまずないし、苦戦させられながらもラスボスを倒せたときは嬉しかった。

 何度も何度もリトライして少しずつ敵のパターンを掴み、カウンターを決めていく。

 敵のHPゲージがゴリゴリと削られていくのは、プレイしていて気持ち良かった。

 

 最近アップデートがあり、「ブーストプレイシステム」というものが実装されましたね。

 周回が楽になる要素で、私も早速ポイントを振り分けて見ると、戦闘をスキップできるようになりました。

 これで2周目とかもシナリオだけ追おうと思えば楽にできるわけですね。

 

 さて、とりあえず『閃鋼のクラリアス』は一旦ストップ。

 別の作品に手を出そうと思います。

『冥契のルペルカリア』 感想

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 ネタバレを含んだ感想記事になります。

 ネタバレが嫌な方はブラウザバックをお願い致します。

 体験版部分の感想記事はこちら

 

mikiwork.hatenablog.com

 

 『紙の上の魔法使い』に続き、プレイした本作でしたが、相変わらずのそのギミックの凄さに惹かれ、登場人物たちの思いに心を打たれ、最後までプレイしてしまった『冥契のルペルカリア』

 本作のテーマはなんだろうな……と考えて見ると、多層的な内容となっていますので1つに絞るのは難しく、

 才能?不条理?幸せ?禁忌?

 いくつもありましたが……

 

 まあ……もし1つ選ぶとしたら、テーマは「幸福の代償」だったのかなと。

 本作の登場人物の誰もが、自分の幸福を手に入れるため、愛を求め、才能を求め、賞賛を求め、様々なものを犠牲にしていました。

 それでも幸せになれず、迷い行きついた先が本作の舞台。

 

 最後にはようやく自分の真意と向き合い、前向きな終わり方を迎えるのですが、喪失感も同時にやってくるのがまた、一筋縄ではいかない本作らしい終わり方。

 何かを踏み台にしなければ生きていけないのが、この世界のルールだとしたら、人は狂人にならなければいけないのでしょうか。

 そんな侘しさを感じつつ、それでも希望をもって終わったこの物語を、私は心に刻みたいと思います。

 

 また、久しぶりにここまで人間臭い話を読んだかなと。

 幻想忌憚と銘打つように摩訶不思議パワー増しましではあるものの、常に主人公たちを襲うピンチは人間の邪な思い。

 エロゲ―でありますので、主要登場人物たちは善人ばかりなのですが、社会という汚物によって翻弄されていく様は、読んでいて非常に心苦しかったです。

 

 ここまで人間味を感じられたのも、メイン、サブ問わず人物の背景がきちんと語られているからでしょうね。

 プレイしていると感じられると思いますが、結構各キャラクターの過去エピソードが多い本作。(ほぼ全キャラの過去が語られています)

 それらの過去エピソードが点であり、それらが結び付き合い一つの絵となる構図となっていたのは圧巻です。

 

 さてざっくりと各章の感想を

 

第三幕 暗紅の憧憬

 次回のフィリア公演に向けて役決めを中心とした話。

 ここで話の焦点に当たるのは龍木悠苑。

 彼女が得意な役は妖艶な役なのですが、求められる役とは違う別ベクトルの役を本当はやりたくて、という理想と現実に挟まれ苦しむ内容でした。

 

 才能とは自分が望むものとは一致しないものだと痛感する悠苑が、印象的だった三幕。

 それでも他人から求められることに、真摯に取り組もうとするその姿勢は潔く前向きで、現実的な落としどころだと感じました。

 

第四幕 天鵞絨の夜具

 フィリア公演でトール役に抜擢された箱鳥理世。

 彼女もまた折原氷狐に翻弄された人間の一人であり、演劇という狂人たちが跋扈する世界に見切りをつけた少女でした。

 

 ただそれでも芝居を続けることへの思いは、残り続けていた理世は役者として復帰をすることを決める、という話。

 

第五幕 群青の不条理

 陰キャでコミュ障で自尊心だけは高い天樂来々。

 しかし、その演劇に掛ける熱だけは誰よりも高く、故に芝居のためであればどんなものも切り捨て利用しようとします。

 そのため、めぐりの解釈違いにも行き過ぎた卑劣な手を取り、めぐりを追い詰めます。

 

 最後までプレイした後に来々の行動、言動を振り返ってみると、やはり彼は焦っていたのだなと。

 伏線めいた台詞を吐きつつ、虚構の舞台の上で彼はアドリブを続けていたわけですね。

 

 第五幕で特に好きなのが、この幕での来々の独白。

 

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 自虐的に絶望した彼の語りは、悲壮感を漂わせます。

 彼は才能という絶対的な壁を前に、もがき苦しみ闇落ちします。

 

 他人の成功を恨み、その足を引っ張ろうとする来々。それは決して人としてやってはいけないことなのですが……

 こういった来々みたいな人って、世間的に多いのではないでしょうか。

 いや、私も似たような人間ですから痛いほど彼の気持ちには、痛いほどわかってしまうわけですね。

 

 それにしても来々が悠苑の枕営業疑惑を広めたのは、悪意だけだったのでしょうか。

 全て終えてみてみると、これは善意半分、悪意半分だったのかななんて思っています。

 本当は悠苑を守りたかった気持ちがあったのではないか、不器用な来々だからこそこんな手を使ったのではないかと信じたくなります。

 

 さてめぐりを追い詰めた結果、フィリア公演は成功しますが、虚構の舞台は終わりへと向かい始めます。

 

第六幕 茜色の幻惑

 フィリア公演が終わり、天樂来々、龍木悠苑、白坂ハナ虚構の舞台から降りることに。

 そして、代わりに劇団ランビリスに現れたのは、折原京子。

 京子を前にしたことで、主人公と理世は演劇を捨て、逃避行をしようとするのが第六幕。

 

 あくまでこの虚構世界は、主人公の幸せを願って生まれたもの。

 故に、理世のみが幸せな虚構はすぐに壊されてしまったのでしょう。

 それでも、理世の幸せを奪い、方向転換させるのは、なかなかに鬼でした。

 まあ、もしかすると、氷狐は理世だけはこの虚構世界から抜け出し、生き抜いてほしいと思っていたのかもしれまでんね。

 

第七幕 灰色の客幕

 理世、奈々菜とヒロイン勢も徐々に虚構の舞台から抜け出していきます。

 第七幕で明かされるのは、劇団ランビリスで起きた不条理。

 ようやく自分たちが求めていた演劇にたどり着いたのに、ようやく幸せを手に入れかけたのに、公演中の火災に巻き込まれてしまう劇団ランビリス。

 

 この事故が、虚構世界の始まりだったわけですね。

 その公演を偶然見に来ていた、天使家、主人公に双葉、琥珀も巻き込まれ、本作が始まります。

 

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 第七幕で好きなシーンですね。

 永い間、気づけなかった自分の真意にようやく向き合えた来々。

 これまでに多くの悲劇が彼を襲ったからこそ、ようやく見つけた彼の幸せに心を打たれたんですよね。

 

 

 ただ、彼らの死は、不条理を演出するために用意されたものだったのかと、感じる点もあります。

 『リトルバスターズ!』のように、結局みんな助かってハッピーエンド、そんな世界も見てみたいと思ったのは正直な感想です。

 唯一の救いは、彼らが幸福を見つけ、救われた思いで天国に飛び立っていったことでしょうか。

 

第八幕 紅蓮の涙痕

 めぐりを現実へと戻し、朧の活躍もあって遂に黒幕である折原氷狐との対峙。

 主人公もまた、妹を愛していたという真意と向き合い、自分が妹を殺してしまった現実を受け入れるのですね。

 

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 気になったのが、朧の存在意義でした。

 結局、彼は不幸な事故で死んでしまったというものでしたが、これは火災事故とは一切関与せず、時系列的にも大分前のお話なんですよね。

 何故、朧がピックアップされたのか。そこに無理くり理由を付けるのだとしたら、彼もまた愛を求めていた人物であり、王海の関係者であったという点でしょうか。

 

 ここからは推察ですが、恐らくこの事故が自殺と見なされ、王海の首を絞めることになるということになるのでしょう。

 まさか朧も自分の死が恩師の首を絞める結果になるとは、悔やみきれないと思います。

 

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 続けて琥珀の存在意義について。

 彼女もまた、愛を知らず、生きる意味をもてず、空白な人間でした。

 そんな中、偶然見かけた折原氷狐の演技を心奪われ、自分でも知らず知らずのうちに氷狐を追いかけるようになっていくんですね。

 氷狐が死に、演劇とは何なのか追い求め始め、ただの観客から一歩を踏み出そうとしたところで火災事故に巻き込まれます。

 

 虚構世界に巻き込まれ、演劇という才能を与えられたことで、ようやく生きる意味を手にした人物として描かれているのだと感じました。

 才能が原因で不幸になっていった氷狐とは対に、琥珀は才能を与えられ幸福を見つけられたのでしょう。

 

 最終幕 魔白の彼方

 主人公が妹の死を受け入れることで、ようやく虚構世界から抜け出します。

 そして、現実に戻るとめぐりを救出し火災の中から逃げ出すのでした。

 最後に死んだ仲間たちの遺志を継ぎ新しい劇団「ルぺルカリア」を設立しようと動き出し、本作はエンディングを迎えるのでした。

 

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 虚構世界の神である、氷狐が虚構世界で願ったことは、主人公に幸せになってもらいたいということ。

 そして、折原氷狐(瀬和未来)以外の人間になれる世界だったというわけです。

 

 彼らが間違えたのは、月は手に入れないものだと思ってしまったから。

 妹を失い、ようやくその重さに気づいた主人公。

 犠牲を伴ったことで価値を見出し、そして後悔するのでした。

 

 ただこの虚構世界―モラトリアムが何よりの救いになったのは間違いないことなのだと思います。

 

雑感

  とにかく情報量が多く、整理するのに一苦労した本作。

 意外と情報をあえて伏せている点もありますので、色々と考察するのが好きな人には良い作品だと思います。

 

 それにしても本作の主人公があまり魅力的には感じられず、来々の方が主役っぽく感じてしまったのが少し残念なところ。

 二人とも大きな罪を犯しているのですが、来々の方が私が理解しやすい感情で動機を描かれていたから、贔屓目で見てしまっているのでしょうね。

 もちろん主人公の葛藤についても作中で描写され、気持ちは分かるのですが、どこでこんな差が私の中でついてしまったのやら。(立ち絵かな……)

 とはいえ、あまりにも尖りすぎた主人公を書くのも、物語的に動かしづらいのも確か。

 少し受け身な位が丁度いいということでしょうね。

 

 さて、クリアし軽く虚脱感に襲われた『冥契のルペルカリア』。楽しくプレイすることができました。

 クリア後にOP『ライムライトの残火』を聞いてみると、また歌詞がピッタリだったと気づきました。(タイトルも素晴らしい)

 しばらくはこの曲を聞くたびに、想いを託し死んでいった仲間たちのことが脳裏によぎりそうです。

 本当に素晴らしい作品でした。次回作も勿論、購入させていただきます。

『 源平繚乱絵巻GIKEI』 体験版 感想

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 インレの最新作『源平繚乱絵巻GIKEI

 インレお得意の歴史女体化架空戦記ものであり、今回は義経記を元にした内容。

 そう平安時代源平合戦が舞台となっています。

 

 体験版では5~6時間ほどかかりまして、シナリオの葉山こよーて氏曰く、製品版は40~50時間かかるとかなんとか。

 キャラクター数も非常に多く、体験版では半分も出ていない状態。

 忠臣蔵の時もそうでしたが、ここの作品はキャラクター数もシナリオも多いのですが、それを苦とさせない力量があります。

 本当に製品版が楽しみですね。

 

 物語は1974年から始まるのですが、1185年の壇ノ浦の戦いまで描かれるようで。

 途中、ダイジェスト気味に話は進むとは思いますが、これだけ丁寧に書かれるんだもの、それだけプレイ時間がかかるのも納得してしまいます。

 

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あらすじ(公式HPより)

源氏に所縁のある叶納神社の息子・叶納世志常。
その世志常には楼子という妹と対岸の西叶納神社の娘・紫都香という幼なじみがいる。
同じ学園に通う仲良し3人組。その仲はずっと続くものだと思っていた・・・。

 

そんなある日、3人は学園の修学旅行で京都へ行くことに。
その修学旅行先で、妹の楼子が鞍馬寺で謎の失踪をしてしまう。
楼子の行方を探すため、世志常と紫都香も鞍馬寺へ。
だが、世志常と紫都香は鞍馬寺の金堂で気を失ってしまった。
2人は目を覚ますと、同じ鞍馬寺だが何かが違う。
そう・・・そこは約850年前、平安時代鞍馬寺だった。

 

 さて、本作の大筋の目的は、先にタイムスリップしてしまった叶納楼子(かのう ろこ)を平家の手から取り戻すことです。

 主人公達は、鞍馬寺にいる鬼一法眼により、なんとか平家から逃げることができましたが、楼子は平氏に捕まってしまっていたのです。

 

 また鬼一法眼は、お告げを聞いていたようで、主人公達がタイムスリップしてきたことにどうやら心当たりがある様子です。

 

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 お告げの内容はこんな感じ。

  • 異界から三人の遣いがやってくる
  • 三人の遣いは平家が永遠に栄えるための必要な人柱
  • しかし、三人の遣いを平家が捕らえられなければ、逆に平家に仇成す者になる

 ということで、平家側は未来からやってきた主人公達を、是が非でも捕らえたいわけです。

 ですが、主人公達からすれば、捕まったら人柱として何をさせられるか分かったものではありません。

 最悪、殺されることもあり得るため、平家に捕まらず、かつ妹を助け出そうと考えます。

 

 そして、主人公は平家を倒すキーマンである源義経鞍馬寺にいることを思い出します。

 鬼一法眼に源義経のことを聞くと、どうやら既に仏門に入ってしまった(僧になってしまった)ようで、鞍馬寺にはいないのでした。

 史実と違うことに困惑する主人公と紫都香。

 

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 お告げの内容と義経が不在という状況から、主人公は自分が源義経に成り代わり、平家を倒すことが使命なのではないか、と気づくのでした。

 こうして妹を助けるため源義経として、打倒平家を掲げることになるのです。

 

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 さて、その後は平家の追っ手を撒き、五条大橋で弁慶とエンカウント。

 現代にいた時よりも身体能力が向上している主人公は、その自慢の身のこなしで弁慶を倒し、惚れさせ家臣にしてしまうのでした。

 

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 妹を探し京中を歩き回る二人でしたが、妹が捕らえられている屋敷は分かりません。

 一旦、鞍馬寺に戻るのですが、平家に勘づかれ鞍馬寺に兵を送られてしまいます。

 追い詰められた主人公達は、鬼一法眼の提案により奥州の平泉、藤原秀衡の元に向かうことに。

 こうして史実通り、主人公達は平泉へと行くことになるのでした。

 

 さてさて、旅には鞍馬寺の霊獣である大虎小虎が案内係として加わり……

 

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 郎党として弁慶も共になり……

 

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 近江で元服を行い、義経の名を付け、

 

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 主人公達の寝込みを襲った盗賊の伊勢三郎を仲間にし、とまるでRPGかのように仲間がどんどん集まっていきます。
 ちなみに伊勢三郎の家は、元は源氏に仕えており、保元の乱で源氏が敗れたことにより盗賊になっていました。

 

 面白いのがこれもまた史実通りだということ。

 女体化という大きな違いはありますが大筋は同じであり、インレの味付けが行われコミカルにここまでが描かれるのです。

 

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 その後、平泉に到着する御一行。

 藤原秀衡に会った主人公は、何故平家を倒そうとするか問われます。

 そこで主人公は正々堂々と「妹を助けるために」と答えるのでした。

 

 この答えを面白がった秀衡は主人公を認め、匿うことを決めます。

 ようやく腰を据える場所に訪れた主人公一派。

 6・7年後には、兄である頼朝が平家を倒すために動くため、それまではこの場所に居続けるということでしょう。

 

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 体験版では、ここまでをプレイすることができます。

 どちらかといえば、源氏側の話がメインで、殆ど平家の話は出てきませんでした。

 しかし、どうやら平家側の話も製品版ではがっつりと描かれるらしく、裏側ではどんな動きがあるのか知ることができるようですね。

 

 

義経記ではどうだったのか?

 さてさて、本作では源義経が既に仏門に入っていた、というびっくり仰天の始まりでしたが、義経記では当然そんなことはありません。

 鞍馬寺に預けられはしますが、鎌田正近という僧により、義経が源氏の子(義家の息子)であることを告げられたことで、平家を倒すため寺から逃げ出します。

 逃げ出した後は、平泉へと向かい藤原秀衡の元で過ごすということで、ここからは本作と同様の道をたどるわけですね。

 

雑感

 パワーアップして帰ってきたインレの最新作『源平繚乱絵巻GIKEI』

 臨場感あふれる戦闘シーンに、史実をベースにした奥深いシナリオと、やっぱりレベルが高く、2021年3月発売の中ではなかなかに期待度が高いではないでしょうか。

 他にも大作は控えている3月なので、これは徹夜になりそうですね。

 

 私はあまり平安時代は知らない方なのですが、そんな人間でも内容を理解しつつ読み進めることはできたと思います。

 そもそも主人公の設定が、そこまで源平合戦のことに知識が無い(一般人枠)、という設定なので、都度仲間たちが用語の説明だったりしてくれます。

 教科書では分かりづらかった人名も美少女化してくれているのでスッと頭に入ってくるのもいいですね。

 本当、このゲームに数十年前に出会えていれば、もう少し歴史の点数は上がっていたでしょう。

 今となってはですが、このゲームを通して少し日本史に興味がでつつある今日この頃。

 とりあえず、購入した義経の本を発売日までには読破しておこうかなと思います。

 間違いなく事前に知識を詰めておいた方が、何倍か増しに楽しめることができますからね。

 

『ガラス姫と鏡の従者』 感想

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 ネタバレを含んだ感想記事になります。

 ネタバレが嫌な方はブラウザバックをお願い致します。

 体験版部分の感想記事はこちら

 

mikiwork.hatenablog.com

 

 2021年1月29日に発売された戯画の『ガラス姫と鏡の従者

 個人的にはキャッチコピーの「違う世界で生まれて、同じ世界で生きていく。」というのは、結構好きです。

 正しく今回の作品のテーマが「身分違いの恋」ですからね。テンポのいいフレーズに、テーマが伝わりやすい文章だなと感じました。

 

 さて攻略順は、本作を担当された籐太先生のお勧めに沿って

 ベルナデット アンリ 織姫 奈緒

 で攻略しました。

 結論から言えば、この√順は正解だったかなと思います。

 この順番だからこそ、世界観をよく理解できました。

 何より奈緒美√は最後に持ってくるべきものでしたね。

 

ベルナデット√

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 姉のエラとの次期フラワースカラーを巡る戦いが描かれたベル√

 アイゼルストン公国の次期王女であるベルは、国内勢力をまとめるため、レオと政略結婚させられそうになります。

 しかし、これをベルは拒否。

 結婚という方法での国内勢力統一ではなく、別の方法で統一を目指すべきだと提言するのでした。

 その方法が、レオに臣下になってもらうこと。

 これは身内であるシェーンハイゼン家を臣下にすることで、他の貴族を配下にしようという考えによるものでした。(身内ですら、きちんとした線引きを行うという意思表明ということらしいです)

 

 そしてまずは、百合のフラワースカラーを目指すことに。

 フラワースカラーという称号は、どうやら卒業後にもついて回るもののようで、今後のベルの目的のためにも肩書きは必要ということなのでしょう。

 身分違いの恋を叶えるためにも国内の考えを変化させつつ、同時に主人公と既成事実を作ることにするのでした。

 

 主人子と共にフラワースカラー就任を目指すベルでしたが、残念ながらアンリに次期フラワースカラーの内定が出てしまいます。

 これはエラとレオが、ベルを候補から外すように根回したことが原因でした。 

 実の姉であるエラに加えて、レオは先の政略結婚の一件でベルの臣下になることに理解していたはずでした。

 

 何故エラは、突然そんなことを言いだしたのか。

 それは決してベルを憎んでいるわけではなく、ベルに普通の道を歩んでほしかったからでした。

 そのため、エラがフラワースカラーになることを阻もうとしたのです。

 そしてエラは、レオと婚約しアイゼルストン公国から王位をなくすつもりでした。

 貴族派の操り駒だったエラは、自分の状況を上手く活かし、貴族派を出し抜くつもりだったのです。

 

 エラはベルとは違い、国の形そのものを変革しようとしていたんですね。

 これが成功すれば、レオもまた貴族や王族といった肩書に解放されるわけです。

 自分自身の自由を何よりも大事にするレオは、当初ベルの話に加担していたものの、エラの説得によりエラ側に寝返ったのでした。

 

 しかし、ベルは姉を謀反人にはさせたくありません。

 フラワースカラーになるために、主人公とベルはアンリ、織姫の力を借りて自分達を支持する生徒たちを招集します。

 たくさんの人を集めた彼らは今一度、学園側にフラワースカラーの最終候補について再考してもらうように訴えかけるのでした。

 

 そして、クリスマスに行われる舞踏会でベルとアンリは対決を行うことに。

 この結果によって、フラワースカラーはどちらかに決まることになりました。

 舞踏会では、お互いの自己紹介含めて自己アピール。就活を思い出させるかのようなやり取りに若干古い傷が疼きます。

 

 そんな裏側でフラワースカラーの選考会を邪魔しようと、アイゼルストン公国の貴族派が刺客を送り付けてきます。

 しかし、その刺客は全てフレンダによって倒されていました。ですが主人公は、フレンダの怪しい様子からフレンダもまた貴族派の工作員であることを見抜きます。

 こうして正体がバレたフレンダは主人公と対峙。

 フレンダの筋書きでは、貴族派の刺客をたまたま居合わせたフレンダが撃退し、エラの信用を回復させ、側近に戻ろうというものでした。

 暗器をも自在に操るフレンダに追い詰められる主人公でしたが、そこにレオがレイピアを投げ渡してくれたことで一転攻勢。無事、倒します。

 

 さて刺客のせいで停電してしまった舞踏会会場でしたが、ベルはこの状況でアンリやエラの力を借りてクリスマスソングを歌い、皆を和ませるのでした。

 そしてベルはエラに自分が持った責任は最後まで果たすと言います。

 自分たちの抱える国の問題も、エラ一人に任せるわけではなく皆で一緒に背負っていこうと説得します。

 それは、ベルが願う幸せにしたい人の中にエラも含まれているからですね。彼女一人を犠牲になんてできなかったわけです。

 

 その後エンディング。

 エピローグでは、ベルが新たな百合のフラワースカラーに選ばれ、これまでエラを監視していた貴族派のフリージア侯の悪事が暴かれ隠居することに。

 とはいえ、貴族派の力は多少後退するだけであり、アイゼルストン公国内では貴族派との諍いはしばらく続くのだろうと主人公は推測します。

 そして、最後はベルの就任式でおしまい。

 結局は、ベルの当初の考え通り、主人公と添い遂げるためにもシェーンハイゼン家を臣下にし、国内を統一を目指そうということなのでしょう。

 

 ベル√では、国を変えるための第一歩が描かれていました。

 その後、果たして、ベルの父親のように権力に屈し主人公と離れ離れになってしまったのか、それとも身分違いの恋を周囲に認めさせることができるのか、気になる終わり方でしたね。

 

アンリ√

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 双子の妹―アンナは、兄(アンリ)の代わりにサンドリヨン学園に通うことになります。

 その秘密を主人公がたまたま知ってしまったことから、秘密を共有する仲へと発展しフラグが立ちます。

 

 アンリ√では、二人の仲は更に急接近。

 アンリの専属従士になろうとした束の間、駆け落ちした本当のアンリからサンドリヨン学園に戻るつもりが無いという手紙と退学届けが本国の方に送られてきてしまいます。

 こうなってしまったので、アンナは仕方なく退学することに。

 さて、その後隠れていたアンリがアンナの前へと現れます。

 そこでアンリは、自分の立場を捨ててメイドと共に生きていくことを告げるのでした。

 

 そしてアンナはクリスマスの舞踏会をもって本国へと戻ることになります。

 最後に主人公は、戻っても自分の想いは変わらないと言い、再び会える日を夢見て指輪を送るのでした。

 それから3年後、主人公は卒業。アンナと再会し結婚することになります。

 

織姫√

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 ベル、アンリの専属騎士にならず、現状維持を選ぶことで開かれる√。

 ベルやアンリに慕われている主人公に興味を持ち始めた織姫は、二人きりでデートをすることを決めるのでした。

 主人公の気を引くために色々と主人公を煽りますが、従士としての逆鱗に触れてしまう織姫。

 主人公に説教されたことで、織姫とのフラグは立ちます。

 

 幼い頃の織姫は、何不自由なく育てられたことで、傲慢な性格でした。

 それを見かねた祖父が、織姫を矯正。

 こうして、今の織姫の性格に変わったわけですが、そんな祖父と同じように自分を叱る主人公に対して好意を持ってしまったということなのでしょう。

 

 さてさて、織姫√の裏側ではベル√の時と同じようにエラが暗躍し、ベルがフラワースカラーに選ばれないように動いています。

 しかし、主人公は今回は部外者なのであまり話に突っ込むことはなく、フラワースカラー問題も結局どちらが勝ったのか、明確にせず終わってしまうのでした。

 最後は二人きりの舞踏会でエンディング。

 

 全体的に糖度が高かった√だったかなと思います。

 織姫の付き合う前と付き合った後のギャップが強く、あそこまで織姫が主人公にハマっていく様子は、意外な一面でした。

 この√をプレイした後に、織姫のことを好きになったユーザは多そうです。

 

奈緒美√

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 ヒロイン陣の中で唯一の従士科の生徒である城釜奈緒美。

 実はキャッスルダイン王朝の末裔で、主人公もまたキャッスルダイン王朝ラストプリンセスの従者の末裔だったのです。

 このキャッスルダイン王朝というのは、既に無くなってしまった国で、サンドリヨン学園はこの国を再現するように作られていたのでした。

 

 この事実は、主人公と奈緒美が過去の夢を見る形で語られていくこととなります。

 奈緒美√ではこの過去の夢、キャッスルダイン王朝での革命の様子を追体験していきます。

 

 どうやらキャッスルダインのプリンセスには、過去視と未来視の能力が備わっており、過去と未来を繋げる力があるとかなんとか。

 そんなプリンセスは、従者のトーマス(主人公の祖先)が死ぬことを予見していました。その未来を変えるため、自分の力を使い未来の主人公とトーマスとをリンクさせていたのでした。

 こうして、主人公と知恵を借りることでトーマスも生き延び、年老いた後にプリンセスと再会を果たし、めでたしめでたし。

 未来は変わることなく、主人公と奈緒美は永遠を誓い合いエンドを迎えます。

 

 これまでの√とは違い、魔法やら未来視やらとオカルトな要素が多数出てきて、面を喰らってしまいました。

 ただ「身分を超えた恋」というテーマに関しては反れておらず、過去のトーマス、ラストプリンセスの話を折り入れることで、他の√では描けなかった悲恋が描かれていました。

 最終的には、末裔同士が結ばれ、ようやく念願の思いが叶ったのだと思うと、感慨深いものがあります。

 少し毛色が違った内容でしたが、これはこれで面白かったかなと。

 もしかして過去改変ものか――と、ミスリードさせたのは上手くライターにやられてしまいましたね。

 

雑感

 世界観、設定に引き込まれ、最後まで一気に読んでしまった本作。

 特にベル√とかは、エラやレオの思いもが複雑に絡まり、ややこしい内容だったと思います。

 一言一言に意味があり、彼ら個人の考えがよく理解できました。

 だからこそ、彼らが思いをぶつけ合うシーンが、より魅力的に感じたのかなと。

 

 こういう所で思うのが、やはりキャラクターは生きているのだな、と。

 それぞれのキャラクターの中で、何が重要な要素で、どういった物差しで物事を測っているのか……という、キャラの軸がきちんとできていると感じましたね。

 特にエラなんてのは、どんな時も自分より妹のことを第一に考え、発言・行動していました。

 逆にその特性を利用していた織姫なんてのもいて、読んでいて面白かったのが織姫周りの話だったり。

 とにかくそれぞれのキャラが大事にされており、違和感を覚えたキャラはいませんでした。

 

 

 固くなり過ぎず、キャラ萌えものとして押し出しつつ、それでも世界観を壊さずと、美少女ゲーとして面白愉しく遊ぶことができました。

 あとおっぱい。みんな大きく、デカいのが好きな方にはきっと刺さる内容かなと。

 ただ私は小さい方が好きなので、小さい子もいてよかったんじゃないかなと思ってます。

『スキとスキとでサンカク恋愛』 感想

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 ネタバレを含んだ感想記事になります。

 ネタバレが嫌な方はブラウザバックをお願い致します。

 

 2016年11月25日に発売されたASa Projectの7作品目『スキとスキとでサンカク恋愛』をプレイしました。

 実は1月に入り、精神的に追い詰めてくる作品を連続してプレイしてしまいまして、大分鬱々していたんですよね。

 そこで、精神安定剤的な作品を求めてASa Projectの作品に目を付け、本作にたどり着いたわけです。

 

 そして、その結果は正しく私の狙い通り。

 メタネタにネットスラング、顔芸、キャラ崩壊といつものASa節は健在で、そのバカ騒ぎぶりに十分なほど元気をもらいました。

 更に本作は意外にもコミカルな面だけではなく、(私的には)ノスタルジーを刺激する内容もあったりと。

 

 『スキとスキとでサンカク恋愛』では、舞台が田舎にある学園の漫画研究部なのですが、その田舎描写に共感ができるところがあったりして良かったんですよね

 他にも学生らしいイベントも描写されていたりと、これまでやってきたASa Projectの作品の中でも少し王道的な作品なのかもしれません。

 期末試験に夏休みのバイト、花火大会と良くある美少女ゲーのイベントがありました。

 ここのゲームって変化球が多いのですが、本作は直球寄りかなといった印象を感じましたね。

 

 また主人公は漫画研究部なので、日常会話からオタク感満載なのですが、そこに『げんしけん』味を感じたり。

 実際、『げんしけん』のように部活メンバーでコミケ(作品内では名称が違いますが)に参加したり、ルートによっては同人誌を作りたい、みたいな話が展開されます。

 『げんしけん』の時も感じたのですが、こういったオタクサークルは、オタクにとっての一つの夢の形なんですよね。

 こんな学生生活を謳歌したかった、こういった仲間たちに囲まれたかったという願望を、本作を通じて掘り起こされた、そんな気分にさせられました。

 

あらすじ(HPより抜粋)

とある田舎町で学園生活を送る主人公・宗介は、
父親の再婚により幼少期以降、一緒に暮らす義妹の 七瑠、幼なじみの 真帆 たちと
学園のオタク部(通称・B研)で愉快なオタクライフを満喫していた。
穏やかな毎日……

しかし、夏休みまで後ひと月に迫ったある日、事件が起きる。


「ずっと会いたかったよ…… 兄さん!!」

 

母親に引き取られ、幼少期まで一緒に暮らしていた実妹・すず が、なんと帰ってきたのだ!

学園で、家で、外で、実の妹パワーを静かに振りかざす実妹

そして、ただひたすら気まずい義妹。
「今さら妹とか言われてもー こいつ(兄)はもう調教済みだしー ゲヘヘ」

「じゃあ、調教し直すから」

ヤバイ。 俺のヤバイ妹たち。

それだけでもピンチな状況なのに、無理やり一目惚れしてきた先輩・志衣菜(しいな) が現れ、幼なじみの 真帆 の様子もなんか変だ。

どうする、どうなるこの状況 !!
宗介は暑い夏すら凍える(?)三角関係に巻き込まれるのだった――

 

 シナリオ√の構成は、

 共通ルート ⇒ 妹▲ルート or 恋▲ルート ⇒ 個別ルート

 となっています。

 

 共通ルートでは、夏休みに入るまでの学園のドタバタ劇が描かれ、

 妹▲ルート or 恋▲ルートでは、主人公を巡る三角関係の模様が描かれます。

 妹▲ルートは、実妹と義妹との三角関係を。

 恋▲ルートでは、幼馴染と先輩との三角関係ですね。

 そして、選択肢によってそれぞれのキャラクターの個別ルートへと分岐していきます。

 

 攻略したヒロイン順は、

 木須 志衣菜 ⇒ 鳴滝 真帆 ⇒ 小森江 すず ⇒ 小森江 七瑠

 

各ヒロイン感想

木須 志衣菜√

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 主人公に一目ぼれしたと言いつきまとってくる先輩、木須 志衣菜

 オタク属性がエロゲということもあり、志衣菜√ではエロゲのメタネタが多く出てくる。

 志衣菜の魅力は、普段は積極的にアピールしてくるものの、逆に守りが弱く主人公が本気になりかけると照れ始める点だったかなと思います。

 その普段とのギャップが可愛く素晴らしく、流石北見六花だぜ、とガッツポーズです。

 

鳴滝 真帆√

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 主人公の幼馴染にして、格闘ゲーマーの鳴滝 真帆

 格闘ゲームがめちゃくちゃ強く、ルートによっては全国大会にも出場する程の腕前。

 実は過去に主人公から告白されたことがあったのですが、周囲の目を意識し過ぎて振ってしまったことがありました。

 それ以来、二人の間はどこか微妙な壁があったのでした。

 そんな真帆でしたが、志衣菜が主人公に対して猛烈なアプローチを掛けていく中で、徐々に自分の気持ちと向かい合うことを決めます。

 そして主人公への好意に対して素直になった真帆は、主人公と結ばれるのでした。

 

 本作の良かったなと思う点の一つに、片方のヒロインがくっつくと、選ばれなかったヒロインの独白が入るのが、私的にはポイントが高かったです。

 ユーザ的にも、どうヒロインが自分が振られたかを受け止めているかを見たいと思うので、それぞれ描写してくれるのは良かったです。

 

小森江 すず√

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 主人公の実妹である小森江 すず

 清楚キャラかなと思わせて、すず√以外では毒舌キャラだったり、暴走キャラだったりと色々と面白かったヒロインでした。

 実は幼い頃から、主人公のことを一人の男性として好意を持っていた、という定番の設定でした。

 可もなく不可もなく、王道な実妹ヒロインものといった印象。特に近親相姦だから――といった苦難もなくエンディング。ASaだし、まぁいいかなっていう感想です。

 

小森江 七瑠√

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 主人公の義妹である、小森江 七瑠

 CVは車の人と安定と信頼の演技力を見せつけてくれます。本当に車の人がいてくれるだけで作品に華が出るなあと感じさせます。

 

 普段から主人公とも仲良く、バカ騒ぎしていますが、実は家族のためにより妹らしく振舞おうと努力していました。

 七瑠√では、主人公と触れ合っていくたびに徐々に本当に自分の気持ちに気づき初め、二人は付き合っていく――という流れです。

 

『冥契のルペルカリア』 体験版 感想

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 2021年2月26日発売予定のウグイスカグラ最新作『冥契のルペルカリア』

 体験版をプレイしましたが、頭を鷲掴みにされ思いっきりゆすられたような……そんな衝撃的な内容でした。

 桐葉先生による可愛く美麗なグラフィック、心を揺さぶるシナリオ・演出、そして声優陣による迫真の演技……等々、どのパーツもレベルは高いのですが、何より他の美少女ゲームと一線を画しているのが、本作のテーマが演劇だという点でしょう。

 

 冥契のルペルカリアでは、劇中劇が随所で挟まれます。

 体験版でも、『ハムレット』に『赤い部屋』と、難しい作品を劇中劇として描かれ、声優さんたちもそれに合わせて芝居を変えています。

 なかでも1幕のヤマとなる『赤い部屋』は、純粋さと狂気が混じった琥珀の演技に、素人感を出した双葉の演技と、(素人目線ですが)凄かったなあと思いました。

 

 2幕からは少し毛色が変わりファンタジー色が強くなり、虚構を纏った物語が描かれていくのですが、それがまた本作の雰囲気に合っていました。

 ついつい終わった後もしばらく余韻に浸ってしまい、タイトル画面をぼうっと見続けてしまう程。大分、ハマってしまったようです。

 

 そんな『冥契のルペルカリア』は、ウグイスカグラの4作品目。

 『紙の上の魔法使い』、『空に刻んだパラレログラム』と、有名な作品を出しているブランドですが、残念ながら一度もプレイしたことはありませんでした。(にわかですね)

 ただ、どうやら本作は一作目の『紙の上の魔法使い』を内容を少し関係しているようで、プレイした方がよさ気な感じ。(設定的にも似通っているところがあったり)

 ということで、さっそくAmazonでポチり。数日後には届くかと思われます。

 

各章の感想

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 マカリオス学園に通う主人公―瀬和環と幼馴染の倉科双葉

 二人は、新入生歓迎会で開かれた劇団ランビリスの舞台を鑑賞することになります。

 周囲は演じる彼らを見て、痛々しく感じ、冷たい言葉を吐き捨てていきますが、双葉だけは強く感動し、演劇に惹かれるのでした。

 そして双葉は自分も演劇をやろうと決心。主人公と共に劇団ランビリスの門を叩くのでした。

 

 しかし、座長の天樂来々はなかなかに拗れた演劇オタク。

 双葉の入団の条件に、『赤い部屋』の舞台を演じることを命じます。そしてさらに、双葉を脇役として立たせるように言います。

 

 こうして、主人公達は主演の女優を探し回ることに。

 そこで出会ったのが、架橋琥珀。彼女は、模倣の天才でした。

 彼女はこれまで一人で演劇の真似事をしていたのですが、そこを主人公がヘッドハンティング

 『赤い部屋』の主演に琥珀を据え置き、主人公は演出家として、舞台の形を整え始めます。

 

 その後、『赤い部屋』を上演。

 琥珀の抜群の才能を見せつけ、双葉もまた初めてながらもたどたどしくも演技をして終演。

 座長の天樂来々も、捻くれたことを言いながらも双葉、琥珀、主人公の三人を新しく劇団員として認め、一章は終わるのでした。

 

 さて、好きだったシーンは座長・天樂来々の拗らせ具合。

 双葉の入団への決意を試すシーンですが、なかなかにそのストレートな物言いに惹かれてしまいました。

 現に彼らは、新入生歓迎会では痛い奴達扱いをされ、冷笑されていました。

 しかし、来々はそれでも構わないと断言するのです。それがまた痛々しく、格好よく映るのは、天樂来々の魅力だなと感じるのです。

 今後も彼のその真っ直ぐな卑屈っぷりが楽しみです。

 

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 第二幕からは、話の毛色が変わります。

 

 一年前に死んだはずの女優――折原氷狐が街に出没するという噂が出始めます。

 この折原氷狐というのは、1幕からもよく話題に上がっており、天才子役の少女。

 主人公も元子役であり、この天才少女の影響で役者の道を諦めてしまったという過去がありました。

 しかし、折原氷狐は『カリギュラ』という舞台の最後で本当に死んでしまいます。

 そんな折原氷狐と瓜二つの少女、折原京子が主人公の前へと現れ、主人公と同じクラスに転校してくるのでした。

 

 更に主人公は天使奈々菜を探すように座長から依頼される主人公。

 この天使奈々菜という少女はアイドルで、双葉も夢中になって追いかけていた子でした。

 主人公もまた子役時代に奈々菜と同じ劇団にいたことがあり、関わりはありました。

 しかし……何故かすっぽりと天使奈々菜のことを忘れてしまっていたのです。

 

 その後は、折原京子を交えつつ、奈々菜を捜索する話がメインとなります。

 そして、最後に奈々菜は見つかるのですが……

 

 しかし――それは主人公ですら見つけられなかった場所にいて、更に主人公が暴かれたくなかった事実が公になってしまって……と二転三転していくオチ。

 そう、主人公が妹だと思っていた少女が天使奈々菜で、

 本当の妹が折原氷狐で、

 主人公は折原氷狐を憎んでいた――という事実が待ち受けていました。

 

 なんという展開。まさかの主人公がサイコパス展開?

 これまでの積み上げを全て崩されたかのような、そんな感覚に襲われたものです。

 

 第二幕は伏線が張られまくった話だったかなと思います。

 何故、座長や朧は奈々菜のことを覚えていられたのか(本人たちは役者だから、現実と演技なのかを見分けられると言っている)

 折原京子という存在は一体何なのか?

 そして、天使奈々菜が何故あのような姿で見つかったのか?

 主人公の描写の中で、どこからどこまでが虚構でどこからが真実なのか。

 まだまだ伏線と謎はあり、非常に気になる本作。

『閃鋼のクラリアス』 体験版 感想

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 2021年2月26日発売予定の『閃鋼のクラリアス

 私的には久しぶりのTEAM BALDRHEAD作品ですね。(BALDR SKY以来だったりします)

 注目すべきはクリエイター陣でしょうか。

 鈴平ひろ×新島夕×KOTOKO×I'veと、豪華な面々を集めた本作。KOTOKO×I'veは変わっていなくてホッとしました。

 

 体験版でもアクションパートは結構挟まれ、どういったゲームシステムなのかは分かったような。

 BALDR SKYと比べてみると、本作は操作キャラが増え、キャラごとに違った特徴があり切り替えながら進めていく形になるでしょう。

 ただBALDR SKY程の技のカスタマイズ性はない様子。とはいえ、久しぶりにガチャガチャとキャラを動かせて楽しかったです。

 

 ただ私のPCがスペック低すぎて、画面がカクカクし、終始重かったんですよね。

 とりあえず、動きはしたのですが、あまりスピーディーに動けないのは大分ストレスでした。(買い換えようとは思っているんですがね……)

 ということで、アクションパートに関しては、特になんともいえませんw。

 スペックの良いPCでプレイしたら、気持ちいいんでしょうね。羨ましい……

 

あらすじ(公式より抜粋)

長井永羽はロンドンへの修学旅行中、
夜の街で迷子になってしまう。
なんとか駅までたどりつき、
真っ暗な構内で、
不思議な卵を見つける。

「この卵はなんだろう? とても綺麗な……」

その時、彼の目の前で卵が音をたてて砕け散った。
遠ざかる意識。

目が覚めた彼は、まったく異なる世界に立っていた。
そこはロンドンの面影を残しながら、まったく違う世界。
──王都セイレム。

彼は王殺しの嫌疑をかけられた父を探す、
シェリー=ラインスタッドという少女に出会う。

もとの世界に戻るために、
そして、彼を助けてくれた少女の力になるために。

鎧【クラリアス】をまとい戦い続ける中で彼は、
世界に隠された真相に近づいていく。

 

 ということで、本作は異世界転移もの。

 体験版は、2話まで遊ぶことができ、大体プレイ時間は2時間ほど。

 ちなみに、こういった体験版系でも、ヒロインとのHシーンがいくつか入っているのですが、入っていませんでしたね。

 代わりに(?)コロシアムバトルというモードが追加されており、がっつりアクションパートを楽しめます。

 

1話 異世界の白銀騎士

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 目が覚めると王都セイレムにいた主人公―長井永羽は、シェリー=ラインスタッドに助けられます。

 恩義を感じた主人公は、彼女が抱えている問題を手助けすることに。

 シェリーの父親は王殺しの嫌疑を掛けられ、貴族の爵位も奪われかけていました。

 父親は失踪、住んでいたお屋敷も盗賊団たちに奪われてしまう始末。

 街の人たちからも嫌われているシェリーでしたが、それでも彼女は誰も恨まず、父親の無実を信じていました。

 

 さてさて1話では、盗賊団たちが街で騒ぎを起こし困らせている中、シェリーは民を守るため盗賊団を退治しに行くことを決めます。

 主人公もまた、シェリーと共に戦うのでした。

 

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 こうして主人公とシェリーは戦い、盗賊団を屋敷から追い払うことに成功します。

 これで1話はおしまい。

 初めからクラリアスによる戦闘が多いのですが、逆にADVパートは短くまとめているなあという印象でした。

 

2話 ジールの暴走令嬢

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 ジール王国の貴族の娘、ルー=ベルフレの登場回。

 シェリーの親代わりでもあったセイレム学園の学園長―オスカー=ブレインが実はシェリーを騙し、借金を背負わせ、いかがわしい店に売り飛ばそうとしていたことが判明します。

 正義の味方を自称するルーと協力し、オスカーと対峙する御一行。

 

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 盗賊団と繋がっており屋敷をけしかけたのもオスカーの仕業でした。

 更に学園の資産にも手を付けており、これらのことが警察に暴かれ逮捕。

 ここまでが2話の内容でした。

 

雑感

 ストーリーは結構あっさりめで、アクションパートに重きがおかれている印象。

 あらすじに書かれてあった、隠された世界の謎――みたいな所は、特に触れられず、まだ世界観がよく分からないなあ、と。

 

 それにしても久しぶりに、TEAM BALDRHEADのゲームが遊べて良かったです。

 BALDR SKYの時はがっつりハマり、練る間を惜しんでプレイしていたことが懐かしいです。

 BALDR SKYと閃鋼のクラリアスは、雰囲気がガラっと違いますね。

 BALDR SKYはシリアス寄りでしたが、閃鋼のクラリアスは勧善懲悪のファンタジーもののようなイメージ。

 ですが、ライターはあの新島氏ですから……最後どうなるかは、読めないですね。

 

 またメインヒロインは、4人いるのですが、体験版では2人までしか登場しません。

 残りの2人は、どういったバトルスタイルなのかは、気になりますね。

 ヒロインズの中でビジュアル的には、カミュが好きだったので、体験版に出てほしかったのですが残念。

 製品版までじっくり待とうと思います。

 もう延期しないことを祈って。

 

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