三木ブログ

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美少女ゲームや最近興味のあることをダラダラ書いていくブログ

『ちいさな彼女の小夜曲』感想

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 2013年にfengによって発売された『ちいさな彼女の小夜曲』

 OP「マリンブルーに沿って」ED「キスのひとつで」が好きだったこともあり、元々気になっていた作品でした。

 ワイワイと友人たちに囲まれながら、夏休みを過ごすという青春ハーレム物であり、全体的にライトなノリでテンポよく読み進めることはできます。

 ライトノベルの延長上にあるような作品でしたので、初めてエロゲをやるよみたいな人にはぴったりな作品かもしれません。

 

 プレイ時間は15~20時間くらい。

 ヒロインは5人。

 Hシーンが各ヒロインに5つ位用意されており、この手の美少女ゲームにしては多い方だったかなと。

 舞台は神奈川の江ノ島あたり。実際に聖地巡礼とか行っている人とかもいるようで、ブログとか拝見してみると確かに背景はまんまでした。

 

ざっくりとしたあらすじ

 主人公が住む住廼江町には人魚伝説があった。

 町はこの伝説にちなんだ町おこしを行っており、その日はにんぎょ祭りという夏祭りを開催していた。

 自宅である喫茶店でのバイトが終わった主人公は、その夜美しい歌声を持つ少女と出会う。

 彼女は主人公の登場に驚き誤って海へと落ちてしまうが、主人公が救出し自宅へと連れて帰る。

 少女を温かく出迎えた母親の気遣いから、何故か共に暮らすこととなり戸惑う主人公。

 この日をきっかけに主人公の周りにたくさんの人が集まりだし、物語は動き出す。

 

各ヒロイン紹介

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 母親との関係性に悩む少女、片貝 汐音 

 にんぎょ祭りの夜、海に落ちた所を主人公に助けられてから一緒に生活することになる。

 歌うことが得意で主人公がその歌声に聞きほれてしまう程。

 別の町からにんぎょ祭りを見に来た理由はのど自慢大会に出て、母親との和解を模索するため。

 実は大手芸能事務所のタレントであり、自分が歌を歌うことに疑問を抱き上手く歌えなくなってしまっていた。

 そんな中、嫌なら歌わなくていいと言う母親に対して、突き放すような態度をとる母親に振り向いてもらおうと意固地な態度をとるため二人の関係はきまずくなる。

 その様子を察した主人公の母親が、両者のことを想い汐音をしばらく預かると説得するのだった。

 

 汐音√では、主人公と共にカラオケで歌のレッスンを行い、文化祭で母親のために歌うことを決める。

 トラブルはあったものの、なんとか文化祭で汐音は昔の歌声を取り戻し、母親との仲を回復させる。

 

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 主人公の幼馴染、守谷 水夏

 主人公一家とは家族ぐるみの付き合いがあり、主人公の家の喫茶店によくヘルプとして入っている。

 過激なスキンシップが多く、今もなお一緒にお風呂に入るなど大分ネジが吹っ飛んでいるヒロイン。

 共通√から徐々に主人公に対して家族として以上の感情に気づき初め、過激なスキンシップに恥ずかしさを覚えるという幼馴染設定あるあるムーブをかます

 水夏√では、特にヤマはなくイチャイチャして終わる。あるとしたら、水夏の父親が主人公との付き合いに反対的だった所くらいか。だがしかし、その話も主人公の母親の二言三言で解決してしまう。

 最後は遊びで書いた婚姻届けを、水夏の父親が酔った勢いで役所に届けてしまい結婚してしまうというオチ。

 

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 人魚伝説を調査する転校生、本須和 茉莉

 民俗学が趣味な茉莉の√では、住廼江町の人魚伝説について調査していく。

 人魚伝説について茉莉が考察していくシーンは、本作中一番読み応えがあり楽しく進めていたが、オチは茉莉の祖父の実体験を童話とし住廼江町の町おこしに利用したというものだった。

 

 個人的には人魚伝説に関してもうちょい広げてくれたら嬉しかった。

 とんとん拍子に調査が進み、次から次へと事実が明らかになる感じから、特に民族学的な要素に力を入れるつもりはないんだろうとは思っていたが。

 

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 わわわ様こと白里 花梨

 厨二病真っ最中の彼女は痛々しい言葉を日常的に使用し、周囲の人からは稀有な目で見られていた。

 しかしそれは、自分と正反対で優秀な姉への反発心からのものだった。

 花梨√では、花梨が普段から書いている設定ノートを元にしたライトノベルを出版社に送り、作家として頑張ることを決めて終わる。

 厨二病キャラの√によくある、現実と理想との乖離に苦しむような描写は特にない。

 

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 主人公より一つ上の先輩である白里 楓

 実は物語が始まる2年前にプールで足をつった楓を主人公は助けていた。

 両想いではあったのだが、その際についた嘘が理由で結ばれていなかった。

 

 楓√では、茉莉、汐音がそれぞれ主人公に想いを告げるが、振られてしまう。

 汐音に関しては、引っ込み思案な彼女が勇気を振り絞って言うという描写が挟まれ、それがとても胸を抉る。

 果たしてあの主人公にそこまでの魅力があったのだろうか。

 

 人魚がモチーフである以上、悲恋的な要素も入れておきたかったということだろう。

 ストーリー開始前から、主人公も好意を抱いていたようだし、5ヒロインの中だと、楓√がTrueに近いだろうか…

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雑感

 久しぶりにハーレムものやりたかったので、選んでみた『ちいさな彼女の小夜曲』

 頭を空っぽに気軽に遊びたい人には遊べます。

 重たい内容や凝った設定を求める人には合わないと思います。

 でも私は、最後まで遊べたし満足かなあ。

 いつかまたfengの新作に触れたいですね。