三木ブログ

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『かけぬけ☆青春スパーキング!』感想 前編

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 SAGA PLANETSより2020年8月28日にリリースされた本作『かけぬけ☆青春スパーキング!』の感想をネタバレ込みで書いていこうと思います。

 

 

プロローグ

 主人公は「ツレぇ」が口癖の貧乏苦学生

 学校も奨学生として通っており、学年上位10人以内であることが条件。

 そのため、バイトと勉強と二足の草鞋を履きつつ、青春とはかけ離れた日々を送っていました。

 

 そんな中、現れたのがヒロイン小日向響

 主人公の幼馴染でして、数年ぶりに元の街へと戻り、主人公と同じ学園へ転入してきます。

 彼女は青春を謳歌するための「アクティ部」の設立を掲げ、その副部長に主人公を任命しようとする――のが物語の始まりです。

 

 ですが、唐突に学園長が変わることが決まり、小規模な活動を行っている部活の廃部、奨学金制度の廃止を行おうとします。

 ボランティア部や「アクティ部」に所属するヒロインたち、そして奨学生である主人公は学園長に反発するわけですね。

 

 実は新しい学園長は主人公の叔母で、学園長となり学園計画を企てたのも、主人公に家を継がせるためという理由でした。

 どうやら主人公の母型の祖父は資産家らしく、母型の家系では男が主人公しなかったため、主人公を跡取りとして指名していたようです。

 しかし、新学園長の目的は、主人公が跡取りとなった後に、後見人である彼女がその財産を横取りすることでした。

 そのため、どうしても新学園長は主人公に跡を継がせたく、主人公を追い詰め、跡取りにさせようと企んでいたのです。

 

 ですが、主人公は新学園長に学園改革を撤廃するように訴えます。

 仲間たちと共に学園長室に殴り込みに行き、お得意のトランプで決着をつけることになります。

 

 主人公は自分の癖を利用し、新学園長を欺くことで勝利し、学園改革は凍結。

 「アクティ部」ボランティア部の両ヒロインから、部活動に入るように勧誘されるものの、主人公は新しく「青春部」という部活をつくり、両部活のヒロイン達を入部させるのでした。

 こうして、新しい部活の始まりと共に夏休みが訪れる――というのが、プロローグ。

 

 さて本作、意外だったのが、選択肢で分岐させて√を確定させていくタイプではなかったようです。

 画面上のヒロインを選択して、ヒロイン毎のストーリーを楽しむという形式になっています。

 

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柊栞里√

 

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 寡黙系後輩キャラでの柊栞里。

 Vtuberとして、ひっそりと活動しており、固定ファンもいるほどでした。

 陰ながら活躍していたところを主人公に知られ、栞里から活動の相談を受けていく中でフラグが成立します。


 付き合った後は、Vtuberとして動画の内容のアイデアを一緒に練りつつ、新規ファン獲得を目指していきます。

 栞里の出した新企画により、新規ファンの獲得に成功はするのですが、逆に栞里は燃え尽き症候群に陥ってしまいます。

 

 栞里は、これまで毎日のように動画を投稿することを継続してきましたが、いつの間にかそれが自分の枷になっていたことに気づきます。

 やりたくて始めたことが、気づけば義務感めいたものに駆られていたわけです。

 気分転換も兼ね、Vtuberとしての活動は、一旦休止することを決めるのでした。

 

 主人公と栞里は仲を深めていく中で、栞里の根幹にあった問題にぶつかります。

 幼少期、自分の発した言葉が、同級生に受け入れられず、バカにされたというトラウマ。
 この幼い出来事が彼女にとって、今の人格を形成する上で重要な出来事だったわけで、Vtuberという仮の姿を作ることで、ようやく自分の言葉を外に発信するようになっていたというわけです。

 

 そこで主人公。栞里の悩みを解決するため、まずは自分から仲間たちに話しかけることを提案します。

 何を話したらいいか分からないという栞里に、これまで培ってきたVtuberでの占いを使えばいいとアドバイスするのでした。

 徐々に人に対して積極的に話そうと前向きになる栞里。

 

 ある日、脱出ゲームに参加することを決めた主人公達。目的は知らない人と協力して遊ぶタイプのゲームなので、栞里の練習に最適だと考えたのですが、そこにトラウマの元凶となった昔の同級生も参加してしまいます。

 始めは戸惑い全然話せなくなってしまいますが、主人公が以前励ましてくれた言葉を思い出し、自分を奮い立たせます。

 結果、トラウマの少女とも仲良く話せるようになります。栞里はトラウマを克服したのです。

 そして同時に、栞里自身が「アイドルのように、みんなに笑顔を届けたい」という本来目指していたものを思い出します。

 

 栞里は、復帰に合わせてコンテスト用の動画を作成することを決めますが、なかなか良い案が浮かびません。

 栞里が苦しむ中、仲間たちからの応援メッセージを受け、これまでのVtuberも自分の一部であったことを認め、動画作成に取り掛かるのでした。

 

 コンテストには、落選してしまったもののVtuber活動にも日常にも前向きに変わった栞里。

 今までは避けていた生配信で歌も披露したいと新しい夢に一歩ずつ踏み出し始めます。

 仮面の役割でしかなかったVtuberが、一つの自己表現へと変化し、自分の願いを叶える手段に昇華したのです。

 

海堂凪子√

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 小日向響の従姉であり、幼い頃から主人公とも面識があった先輩。

 凪子√では、隠していたサーフィンの趣味が、主人公にバレたことをきっかけに、一緒にサーフィンの練習を始めることになります。

 主人公と凪子は、共通の趣味を見つけたことから急接近。

 凪子自身が主人公に対して恋心を抱くようになるのでした。

 その後は部員の後押しもあり、無事恋人になります。

 

 恋人になった後は、海祭りで行われるアマチュアサーフィン大会に、話の焦点は当てられます。

 青春部一同で参加することになったので、凪子が指導者として大会に向けて準備を始めます。

 そして大会当日。

 凪子は、入賞するため大技を決めに行きますが、あえなくワイプアウト

 しかし、特別賞を受賞することができたのでした。

 

 物語の後半では、これまで凪子が練習していた様子を勝手にネットに上げられていたことやアマチュアサーフィン大会での結果を理由に、凪子はネット上でちょっとした話題の人になっていました。

 そんな中、サーフィン情報誌の編集者にプロサーファーにならないかと誘われます。

 

 予期せぬ誘いに凪子の心は揺れ動き、更に取材のためにボードにのっている所を写真に撮りたいと言われる凪子。

 ですが、突然スランプに陥ってしまいボードに、のることすらままならなくなってしまいます。

 

 取材日が近づくにつれ焦る凪子。そこで主人公の行動。共に悩み励まし続けたことで、いつしか失敗を怖がっていたことに気づかされます。

 復活した凪子は、大会で失敗した技を成功させるのでした。

 最終的には、編集者から持ち掛けられたプロの話も、専属契約の話も全て断ることにした凪子。

 たまたまネットで話題に上がったくらいで天狗にはならず、少しずつ努力を続けていき、いずれ自分の力でプロになることを決めます。

 

 それから数年後。遂に実力で優勝を勝ち取る凪子。自分の夢を叶えるのでした。

 

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鹿島理々√

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 元ボランティア部の部長であり、主人公をマジックの師匠と仰ぐ同級生。

 理々√では、主人公に青春について教える豪語し、積極的に主人公にアプローチをかけていきます。ちなみに本編始まる前からフラグは立っていた模様。

 しかし難聴系鈍感主人公。必死でアプローチする理々の想いに気づきません。

 

 そんな理々さん。自宅に帰り、枕に顔をうずめて羞恥に悶えては、主人公に対して積極的に攻めに行きます。

 この辺りは、流石澤田なつボイスもあってか、可愛く面白く描かれていて、尊かったです。

 

 さて理々の抱える問題ですが、お金持ちの娘ということもあり、幼い頃から他人とは違う扱いをされて過ごしてきました。

 そのため、人よりも裕福暮らしをしていたことに罪悪感を抱くようになり、他人へ無償の奉仕をすることが、自分の為すべきことだと捉えてきました。ノブレスオブリージュという奴ですね。

 

 しかし、主人公と結ばれてからは自分の幸せばかりに目が移ってしまい、ボランティア活動ができていません。

 父親にそのことを窘められ、理々は心を入れ替えます。

 

 最後に部活動のメンバーを集め保育所で人形劇をすることにしました。

 その人形劇の題材は、主人公と理々のこと。

 自分の抱えてきた悩みと主人公との逢瀬を台本にまとめ、子供たちの前で演じ、大きな拍手をもらうのでした。

 今後も自分の為すべきことを果たしつつも、青春を謳歌していこうと主人公と笑い合い、理々√は終わります。 

 

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