三木ブログ

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美少女ゲームや最近興味のあることをダラダラ書いていくブログ

『かけぬけ☆青春スパーキング!』感想 後半

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 「青春部」なる部活を作って、学生生活を謳歌しようぜという話。

 前半記事はこちら

mikiwork.hatenablog.com

 

 

 

小日向響√

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 主人公の幼馴染にして「アクティ部」なる部活動を始めた、本作の始点に当たる人物です。

 活発で常に主人公のことを第一に動いていくれる元気っ娘。

 

 夏休みに「青春部」の活動をする中で、主人公は響を意識し始めます。

 しかし両想いではあったものの、意地を張り合ってしまい、なかなかくっつきません。

 ですが夏祭りや数々のイベントを通して、心を通わせた二人はようやく付き合うことになるのでした。

 

 響√では、「青春部」で自治会の祭り(通称、風見フェス)を成功させることが、話の軸となってきます。

 そこで問題になるのが、主人公の叔母である理事長。

 祭りを学園で行おうと企画しているため、理事長の許可を得ようとします。

 

 しかし、学園で行うことにメリットがないと、理事長は許可しようとしません。

 そこで主人公は、地域との交流会を成功させることで、理事長としての実績になるのではないかと提案し、理事長を納得させるのでした。

 

 さて風見フェスでは、「未成年の主張」をパロったシャウトイベントが開かれます。

 

 そのイベントに響は、急遽乱入。

 今までイベント関係で忙しかった主人公に対する不満を声にします。

 そして響のシャウトに駆け付ける主人公。

 響の想いに応えるためシャウトをするという、陽キャの青春感溢れる返しをするのでした。

 

 そして無事、イベントは終了。

 周囲からも囃し立てられながらも、響と共に青春を謳歌する日々を過ごしていこうと誓い合い、響ルートはエンドを迎えます。

 

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遠野律√

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 主人公の血のつながっていない義妹。

 ある意味で「青春」の1つの末路が見える√でした。

 

 さてこの√では、主人公家の背景について語られていきます。

 主人公の家は、主人公の母親と律の父親が再婚してできた家庭でした。

 しかし主人公の母親は若い医師と浮気をしてしまい、家から出ていってしまいます。

 その後、残された父親はその心労からか、亡くなってしまうのでした。

 

 さて主人公の母親ですが、実は余命があまりないことを聞かされる主人公。

 病院に向かう主人公でしたが、母親の口から元旦那や主人公への罪の意思はあったこと。

 それでも本当に愛した男と生きたかったという本音を聞かされます。

 とんでもない母親ですが、主人公は少しだけ共感できる点もあるのでした。

 それは自分もまた愛した人と生きたいという思いでした。

 

 主人公もまた、愛した妹と生きていくためにはたくさんの障害があると言います。

 ですが、あなたと違い、最後まで逃げずに責任を果たすと言い放つのでした。

 結局、主人公は母親とは和解できませんでしたが、母親と最後の会話を交わし、母親を吹っ切ることができたのです。

 

 

橘花

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 メインヒロイン4人を攻略すると、攻略できるようになるヒロイン。

 青春ポイントなる独自のポイント制度を発足し、人を見ては突然ポイントについて話し出す変人。

 

 実は数年前に主人公が溺れ、死にかけた事件で、助けたのが橘花だったのです。

 しかし、その後は意識を失い、長い間目を覚まさない状態になってしまいます。

 ですが不思議な力で意識だけで受肉

 つまり、主人公達と青春を謳歌していたのは、スピリチュアル的な何かだったわけですね。

 

 生前から橘花は、人の身体から放たれる運気を見ることができる体質だったようです。

 運気の良い人――青春を謳歌している人ほどその光は強く、主人公のような青春とは無縁な人は、その光が弱く見えるそうでした。

 

 そしてその運気は、人から奪ったり与えたりすることもできました。

 主人公が溺れ死にかけた時、運気を与えたのが橘花だったのです。

 その代わり、彼女はこうして今も目覚めない状態となってしまったのです。

 

 橘花もまた生前は青春とは程遠い人間でした。

 両親を事故で失い、親戚からは除け者にされ、特殊な力を持っているけど救いたい人を救えず、苦しんでいました。

 暗く閉じこもっていた彼女だからこそ、主人公が死にかけた時も、迷いなく運気を分け与えられたわけですね。

 

 しかし、主人公と恋人となり青春を楽しみ、前向きになり始める橘花

 ですが成仏しかけ、最後にと街内の思い出の場所を二人で巡ります。

 学校、部室や商店街、そして展望台。

 前々からの夢だったというツーショット写真を撮り終えた橘花に、遂に別れの時がきてしまいます。

 青春を謳歌できなかった生前でしたが、主人公と共に過ごせた日々は幸せだったと言い、橘花の身体は消えていってしまうのでした。

 

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 ビターエンドかな、と思っていましたが、エピローグにて奇跡的に病床にて復活を遂げます。

 

 しかし、目が覚めたのは倒れてから10年後。

 過去のことを何も覚えていなかった橘花でしたが、とある写真共有アプリのアカウントを見て全て思い出します。

 

 そこには世界各地を巡る主人公が撮った写真と橘花へのメッセージが、綴られていたのでした。

 橘花が目覚めるまで、橘花がしたかった世界旅行を主人公が代わりにしたわけですね。

 SNS上には主人公と橘花を応援するたくさんの声が溢れており、橘花は涙するのでした。

 その後、リハビリを終え、主人公と共に旅へと出かけ、ハッピーエンド。

 これにて『かけぬけ☆青春スパーキング!』は終わりです。

 

雑感

 SAGAっぽいライトでポップなノリ、ヒロイン達とのイチャラブを楽しめる本作。

 美少女ゲームというのは、あくまでこんな学生生活を送れたらいいな、という理想を追体験して楽しむものなので、本作のコンセプトは正しく王道だと考えています。

 

 美少女たちとの楽しい学生生活に少し泣ける要素もありつつ、最後はハッピーエンド。

 奇抜な設定、残虐的な展開、SFやサスペンスといった目を引く要素は削ぎ落とし、美少女ゲームという型をありありと魅せ付けた本作。

 

 またテーマの青春について。

 青春というワードが人それぞれによって捉え方が違うように、各√におけるヒロイン達の青春は違った方向性がありました。

 

 夢を叶えるプロセスであったり、奉仕活動や恋愛であったり…と、中でも律の青春を優先したことによる末路についても触れられてあったりと、様々な幅を見せつけます。

 

 最後の橘花√は、ビターではなく、ハッピーエンドで良かったと感じます。

 ゲームの雰囲気もテーマも前向きなものでしたので、このオチにはとても納得しています。

 

 あと、ゲームを終了する時、各ヒロインのボイスが流れるのですが、これは全√をクリアすると特別なボイスが解放されるようになっているんでしょうか。なんか聞き覚えのないボイスのような、気のせいですかね……

 結構、ドキっとするようなセリフを言われたので、もしそういう仕様だったのであれば粋な計らいだなあと。これまでこういったシステムボイスを気にしたことなかったので、特に気になりました。

 

 最後に―1点。

 私のPCが古すぎてEDがまともにみれなかったのがとても残念。

 ノイズが凄くて見れたものではなかったのが悔やまれますね。

 買い替えの時期ですね